2005年10月08日

Tシャツのメッセージに要注意!

21世紀の民主主義国家ではないような、後ろ向きなニュースです。

昨日、ワシントン州出身の女性、ロリー・ハースリーさんが、ロサンゼルスからポートランドへ向かうサウスウェスト航空のフライトで、彼女のTシャツにプリントされたメッセージに苦情が出たため、途中で降ろされてしまったそうです。(驚)

そのTシャツは、アンチブッシュ政権のメッセージが含まれたもので、ブッシュ政権のトップ3人(GWB,ディック・チェイニー、コンドリーザ・ライス)の顔写真と、その下にF-で始まる放送禁止用語がプリントされていたそうです。

ABCニュースの記事によると、他の乗客から彼女のTシャツに対して苦情が出たため、ハースリーさんは、他のシャツでそのTシャツのメッセージの部分を覆う事を承諾。
しかし眠ろうとしている最中に覆っていたシャツが取れてしまい、乗務員にTシャツを裏返しに着なければ、降りるように警告されたため、中間ストップのネバダ州レノで降りて、レンタルカーで帰宅したとか。
私もきっと降りるだろうなぁ。もしそんなことがあったら。

ハースリーさんにはイラクで戦っている親戚もいるそうです。
彼女は現在、American Civil Liberty Unionの弁護士にこの件について相談中。

しかし、何でそのくらいで苦情になる訳???
嫌だったら見なきゃいいじゃんか〜。と個人的には思ってしまう。
『自由の国』というニックネームには相反して、妙な所で保守的で、融通の利かない所もあるアメリカ。
911テロ攻撃以降、こういう態度がますます強まってきました。

いい加減にしようよ。もう飽きてこない?パラノイア。
ちょっとした事で被害者意識が発生、恐怖心にまかせて他人を責めるメンタリティーが増長しているような気がします。リーダー達はそれを解消させるどころか、政治的に利用すべく、煽るばかり。
こんなブログやっていて、私も大丈夫かなぁ。(汗)ちょっと怖いヨー。
でも刺激には慣れちゃうもんです。だから最近のブッシュ政権、9-11と唱えても支持率上がりません。

そういえば2年前、イラク戦争が始まってまだ間もない頃、ニューヨーク州、アルバニーのとあるショッピングモールで、"Give Peace A Chance"と書かれたTシャツに『苦情』が出て、Tシャツを脱ぐのを拒否した男性が逮捕されたという信じられないニュースもありました。

Give Peace A Chanceですよ、Peace!!
平和を祈る事が、何故アメリカ軍や、国家に対する冒涜なんでしょう???
ま、平和を祈る事は、現在の政権のポリシーに反対する事ですけど。
そもそも『建国の父達』が、イギリス政府に反対して独立したから今のアメリカがある訳で。
政府に異論を唱える自由って、誇らしい権利だったと思うんですけど。

在米の皆様、くれぐれもTシャツや、車につけるスティッカーのメッセージには、お気を付け下さい。
ちなみに、私、アンチブッシュのTシャツを一枚持っていますが、こういうエピソードが怖いので家でしか着てません。(笑)


今日もおつきあいありがとうございました。
押していって戴けるととっても嬉しいです。
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posted by march-hare at 06:13| Comment(12) | TrackBack(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
イージーライダーのラストを思い出しますね。いろんな考えを尊重するのが民主主義だと思っていましたが。いろんな民族のモザイクで解け合うことのないルツボだと思います。それをつなぎ止めているものは何?
Posted by たま at 2005年10月08日 13:50
おはようございます!

2つとも信じられない話!
march-hareさんがおっしゃるように
見たくなけりゃ見なけりゃいい!
「民主主義ってなんだ?」って感じですね。
個人の自由どころの騒ぎじゃないですよ、ホント。

こうゆうニュースを聞くと、この国のありかたを考えてしまいます!
まっ、ブッシュが2期続けて大統領になってる時点で意味分かりませんけども。
Posted by たけ at 2005年10月08日 22:14
たまさん
イージーライダーのラスト、どうもはっきり憶えてないのです。(恥)もう一度観なければ!

どこかで、アメリカの多人種環境は、実は『坩堝』というよりも、『サラダバー状態』で、いろんな人種が別々に、パラレルワールドに存在しているというお話を聞いた事があります。
確かに、完全にブレンドされている感じはしませんね〜。

繋げているもの・・・。
サラダ状態の全体を保つ『器』でしょうか??
いろんな比喩の可能性がありますが。
でもこの器に不満を持っている人々もそれぞれあり。
この器のデザイン悪!他の器のほうがいい!などなど。
でも器が壊れちゃうと、中に入っているものがみんなこぼれちゃうので、保っていくしかないから??
どうなんでしょう?

サラダバーだったら、いろいろと好きに組み合わせて味見が出来る所をもうちょっと見直したいところです。
Posted by march-hare at 2005年10月09日 01:50
たけさん
全くしょーもない!という感じです。
妙なところで神経質になっていて、アホみたいですよね。

うちの夫はアメリカ人でありながら、ブッシュ当選よりずっと前、特にイランコントラ辺りからアメリカに批判的な人だったのですが、ホント、何だか気持ちが解らないこともないです。
Posted by march-hare at 2005年10月09日 02:01
アメリカって国は私達(日本人)には想像もつかないような事で騒ぎになるし、理解出来ない結果が出ることもしばしば。
あの選挙もそうだったけど。
あんなに怪しい選挙がまかり通る所が、これまた不思議。

ブッシュ指示のステッカーつけてる車見ると、バカかって思う反面、「だまされてるの?カワイソー」とも思えてしまいます(笑)

Posted by 食堂のおかみ at 2005年10月09日 02:02
食堂のおかみさん
こんにちは!
そうですよね、私もブッシュに騙されている人々を見かけると、バカか!って思う反面、『カワイソ〜』って思っちゃいます。
その後にまた、『あんたの罪は深いよ!馬鹿っ!』と思います。

いやはや、何年たってもこの国の妙なところに驚かされます。

ブッシュ支持のステッカーをつけた車、見かけるとやっぱりムカつくので、いつも追い越しちゃう。見たくないし。(笑)
地元マサチューセッツでは滅多に見かけませんけど。
アンチブッシュのステッカーの方がずっと一般的です。
ブッシュ寄りの地域だったら、交通事故に遭っちゃいそうですヨ〜。
Posted by march-hare at 2005年10月09日 02:16
移民の社会を見る上で、アメリカが光り輝いていたのは そこへいけば成功があるからということでしょうか?豊かな才能が集まり、はたまた、安い賃金を売り物に、どちらにしても 相対的に経済的な成功がそれを呼んでいるような。
戦前の日系移民は 棄民とも言われましたが、本人にとっては輝かしい未来が見えたのでしょうね。
Posted by たま at 2005年10月09日 17:18
たまさん
住んでみると、アメリカってリッチで貧しい国という感じがします。
空前の超リッチ人口も多いのに、貧困層は先進国のどの国よりも貧しく、また待遇も悪い国だそうです。

のしあがって大成功した人々への報酬はホントに気前がよく、恵まれない境遇の人々は、どんどんペナルティーを負わされてしまうような、差が極端な弱肉強食の社会なんだなぁ〜とやっぱり思います。

やっぱりまだスーパーパワーの国だから、経済的にも、自国にはないチャンスを目指して移民する人々が多いですね。

そういう土壌の、しきたりに縛られず、ルールは『自分でつくる』という個人主義は、マイナス面もありますが、とても居心地がいいです。
Posted by march-hare at 2005年10月10日 12:55
ダーウィンの進化論の基本は競争だそうです。しかし、京大の今西錦司が提唱した進化論は、生物は棲み分けであり 競争ではないのだと。ライオンにおそわれて生き残るシマウマのは「運」なのだ、と。
いかにも東洋的な進化論だと攻撃されますが、惹かれるものがあります。
Posted by たま at 2005年10月10日 22:11
T-shirtsに書かれているメッセージって、私結構読んじゃうんですよぉ。遠くから歩いてくる人とかでも、なんか書いてあると思うと近くまで来て、ふむふむってwww。
女の子でBitchとか書いてあると後でお顔をまじまじと見てしまったりw。

結構楽しんでます。

そういえば9.11の後、ジョンレノンのイマジンが放送禁止になってませんでした?
すごっく不思議なニュースで、何度聞いても理由がわかんなくって放送禁止にする人が誰なのか、その人たちのものさしがどうなっているのか、わけ解らん状態でした。
あれもなんでいけなかったんですか?

世論がガンジー的発想にならないようにしむけたんですかねぇ。悪いやっちゃ!
Posted by chika at 2005年10月11日 00:59
たまさん
私も棲み分け論のほうが、よく言い得ていると思います。

競争ってくくっちゃうと、微妙な真理も勝ち負けみたいな絶対的な定義にに固まっちゃいそうですよね。
そこから優劣の定義も出てきますし。

もうちょっと、そういう柔らかい考え方が普及すればいいのにと思います。
Posted by march-hare at 2005年10月11日 09:20
chikaさん
私もTシャツメッセージ、気になります〜。(笑)
面白いものがありますよね。

イマジン放送禁止、憶えていないんですけど、(恥)
Give Peace A Chance もジョンレノンの曲のフレーズでしたから、あっておかしくないニュースだと思います。
おそらくタカ派のメディア局のオーナか何かが特権ふるってやった事なんじゃないかなぁ。
去年の大統領選でもそういう事がありましたから。
(ケリー候補を批判したプログラムを、通常の番組中止して流すとかね)

イラク戦争開始の直前直後って、ホントに被害者意識が暴走して、エゴマニアの域に達していたと思います。
私なんかどーしても解らなかったです。
夫は『歴史を考えたら今までこういう攻撃がなかった事自体が不思議だ』とコメントして、皆から非難の視線がイタかったそうです。何かとアンチな人でして。

街中でも、アメリカの国旗をつけた車がいっぱいで、ちょっと怖かったです。
日本だったら右翼ですよ〜。
その後の最悪の展開に、
今ではその被害者意識が、罪悪感に変わりつつありますが、こんなニュースを聞くと、敏感になる所を間違えてるよ〜!と思います。
Posted by march-hare at 2005年10月11日 09:42
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