2005年05月20日

ジョージ・ルーカスの本当によかった一作

アメリカでは昨日(5/19)からジョージルーカスのスターウォーズの最新/最終編の封切りでしたが、私は新三部作の第一作目を見て、もう観る事ないなぁと思ったので、借りて観る事もないでしょう。私の偏見に満ちた最新スターウォーズの映画評は、昨日ラジオで聞いたアメリカのある映画評論家の言葉そのまま、「一番良い部分は、これで最後と言う事。これが終われば、再びエキサイティングだったオリジナル三編を思い出す事ができる。」という感じでしょうか。見てもいないのに、シンラツですねぇ。

38m.jpgひねくれ者の私は今あえて、現在では衰えたかと言われているジョージ・ルーカスの才能を証明するために、彼のスターウォーズ以前の作品をおすすめします。彼のTHX1138 (1971)(このカバーはDVDのものです)はSF映画の中では今でも私のお気に入りです。低予算で、スターウォーズのようなスペクタクルな特殊効果はありませんが、架空の未来を心理的な象徴として捉え、現代の社会を生きる人々の心理の裏にある孤独と恐怖を端的に表現している点が、今見てもフレッシュな感じです。宇宙船とか特殊メイクをした宇宙人などは出てきませんが、人と、背景と、物体の輪郭が解らなくなってしまうくらい真っ白でどこまでも続く壁のない空間が刑務所とされている所など、ヴィジュアルの比喩が各所でするどく効いています。SF映画ならではの表現方法を単なるスペクタクルではなく、意味のあるものとして見せている所が秀逸です。スターウォーズに興味ある人にもない人にも、是非見て欲しい一本です。
posted by march-hare at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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