2005年04月29日

銃社会の危険

皆様、服部よしひろ君を覚えていますか。
服部君は1992年、留学先のルイジアナ州のバトン・ルージュで、ハロウィンパーティへ行くはずだったのが、間違えた家のドアを叩いてしまい、銃をかかえて出て来た居住者のFreeze!(腕を上げて止まれ!)という警告が解らずに歩いてしまい、銃殺されました。16歳の高校生でした。もちろん相手をおどすような容貌でも、武装していた訳でもない少年でした。私は当時アメリカの大学にいたのでこのニュースはよく覚えています。この民事裁判を取り扱った裁判官の、殺害の正当な理由など全く見当たらないという言葉にもかかわらず、刑事訴訟では服部君を銃殺したロドニー・ペイアーが無罪放免となったのがとても信じられませんでした。服部君のご両親は民事裁判勝訴でえた賠償金で、Yoshi's Giftという、アメリカの銃規制を促進させる目的の協会を設立しましたが、今週、服部君のご両親を悲しませるようなニュースがありました。

今週ブッシュ大統領の弟であるジェブ・ブッシュ フロリダ州知事が、「自分の身を守る」という名の元に他の州よりも寛容な銃規制をさらに緩めるような新法案に署名しました。これは、自宅でも公共の場でも、殺害される危険があったり、著しく傷つけられる恐れがあると判断した場合、逃げずに殺傷力を行使することを許可する法案です。

これまでフロリダ州では、自宅以外の公共の場では、正当防衛として殺傷力を行使する前にまず逃げる試みをしなければならないとされていましたが、これで今後、フロリダ州住民は、西部劇の如く、アブナイと思ったらすぐ銃を抜き出してもいい事になります。ロドニー・ペイアーのような常識を逸した行為は法的に追究される事もなくなり、これで不運な服部君のようなケースが増えるのは間違いなしです。続きを読む
posted by march-hare at 22:39| Comment(7) | TrackBack(6) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月27日

映画評 SIDEWAYS (サイドウェイ) 2004

sideways.jpg映画ブログではないんですけど、我が家には映画マニア(夫)がおり、観る事が多いのです。今回は、日本でも今上映されているSIDEWAYSという映画について一筆。もうアメリカではDVDがレンタル出来ます。
この作品、アメリカでは昨年度の数々の賞を受賞し、その他多数の賞候補となり、アカデミー賞でも最優秀脚色賞を受賞しています。わりと同感な事の多いニューヨーク・タイムスの映画評でもポジティブな批評が書かれており、その上、マイルス役のポール・ジアマッティが去年のアメリカン・スプレンダー(2004 ★★★1/2)でとても良かったので、期待してPLAYボタンをポチしたんですけど。がしかしですねー。
続きを読む
posted by march-hare at 23:40| Comment(0) | TrackBack(3) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

石油おねだりしている場合じゃないゾ!!

ちょっとカタイ話ですけど。
歴史を振り返って、もしも違う選択をしていたらーという事をよく考えますよね。昨日ふと夫とそういう話をしていたら、過去50年の中で皆が考えない重要な歴史の分岐点は、意外にカーター大統領が始めた新エネルギー開発のプログラムをレーガン大統領が廃止したことかもしれないなーと言ってました。

今ガソリンの値段が今までになく値上がりしていますよね。アメリカで25日、ブッシュ大統領がサウジのアブドラ皇太子との会談をして、もっと石油産出してくれなんて言ってましたけど。 同じ日、とても面白いラジオのプログラムを聞きました。ニューヨークタイムズの記者でもあり、過去にアメリカにおけるジャーナリズム,の最高の栄誉であるピューリッツアー賞を2度受賞している、トム・フリードマン(Tom Freedman)氏が出演していて、未だに原油一辺倒の現在のアメリカ政策方針を小気味良くメッタ斬りに批判してました。中でも印象深いコメントをいくつか挙げてみると、続きを読む
posted by march-hare at 00:20| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月26日

デザイン変更

あれ?と思われた方、デザイン変更しましたが以前と同じサイトですのでご心配なく。
posted by march-hare at 00:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記/エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月24日

最近みたDVD映画:ドッグヴィル(ドッグヴィルの告白)

dogvilledvd.jpg
ラース・ヴォン・トリアー監督は私の好きな監督の一人です。とってもクセが強く、その特有の性格のために俳優や制作クルーとの関係がいつもこじれてしまうのが有名な監督ですが、作品もその人柄のようにアクが強いかも。でも私は彼の作品、好きですねー。彼の才能は本物と思います。これまでの奇跡の海(breaking the waves)(★★★★)や、Bjork主演のダンサー・イン・ザ・ダーク(★★★1/2)なんかも良かったけれど、今回のこのドッグヴィルは多分トリアー監督の作品の中では一番好きな作品かもしれないです。この作品は、普通の映画のように観るよりも、動く寓意として観ると、監督の意図がよく分かります。この映画の抽象的なセットや、象徴的な台詞とナレーションは、登場人物に完全に感情移入することを拒み、こちらは常に離れた所から観察しているような気分にさせられます。この距離感はストーリが展開するにつれて次第に浮上する人々の残酷さのあらゆる側面を見る側にはっきりとクールに意識させます。小道具のみの舞台のようなセットは、日常的な空間ではなく、心理的な空間を強烈に表現していて、印象深いです。もともとインディペンデント系やアート系の映画の方が好きなので、ハリウッド女優のニコル・キッドマンが主演なのが初めは心外に思えましたが、彼女の演技がとてもキャラクターにマッチしていて良かったです。なかなかいい役者なのね〜と感心。多分好き嫌い大きく別れる作品かと思いますが、私は気に入りました!一つ難をいえば長いところかな。(3時間)個人的には全く気にならなかったけど、一緒に見ていた夫のコメントでした。後から様々な解釈が出来、ずっと考えさせられる作品です。映画を学ぶ人にはたまらない作品かもしれません。論文がいくつも書けてしまいそうです。芸術的。★★★★ 四つ星〜!

アートシネマ好きですか? プッシュ宜しくお願いします!
banner_02.gif
posted by march-hare at 04:47| Comment(2) | TrackBack(2) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月23日

Pack Rat 必見!!Antique Roadshow

ticketsbl.JPG私、march-hareの旦那様はpack ratといいます。そう、ネズミなんですよ。なんて。このpack ratという言葉、これまでの英語浸けの生活にもかかわらず、比較的最近知った言葉で、何でも捨てずに溜め込む人の事をいうらしいのです。引っ越しばかりしていたので、荷物はできるだけ最小限にがモットーの私にはとても不思議に見えます。兎に角何でも集めて溜め込むのが好きなんですよ!!今日もふと整理をしていたら、見つけた葉巻きの箱の中から70ー80年代のパンクロックバンドのバッジが出てくる出てくる。おまけに、パンクファンだった夫が行った全てのコンサートのチケットまで保管されてました。この他にも、コミックブック、仏像、コイン、LP、デパートの紙袋まで、夫 pack-rat のコレクションの幅は広いのです。
いつもこのことを冷やかすと、夫はいつかAntique Roadshowで価値が出るかもしれないゾ!!と言い張るのですが。
続きを読む
posted by march-hare at 02:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記/エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月22日

フードピラミッド

アメリカでも最近では健康にいいものを食べる事がファッション化してきましたけど、日本に比べるとそういう食材がみつかりにくいです。先月、アメリカ政府機関による2005年度のDietary Guidelinesが出ましたが、こちらのサイトで、年齢、性別、運動量をインプットするとGuidelineに従ったカスタムフードピラミッドがつくれます。一日1800カロリーが基本のピラミッドでした。同じページにGuidelineの内容を閲覧、ダウンロードできるリンクもあります。Guidelineには、栄養素別にカロリーと、栄養価のチャートもあって、どの食材が最も低カロリーかつ栄養価が高いのかが解って面白いです。日本でもこういうことはすぐわかると思いますが、ここのリストに出ているものはみんなアメリカのスーパーで見つかる食材ばかりなので、こちらに住んでいる方には便利かもしれません。私はもっとオーツとか玄米、完全小麦粉などを摂らなければならないみたいです。あと、やっぱりトマトがなかなか優秀な食べ物だという事も解りました。アメリカでは安いローマトマトが入手できるので、よく食べている我が家には良い事です。
posted by march-hare at 02:00| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月20日

甘い言葉とフードにご用心

ちょっと書く事が決まらない時は友人、スマイルのまぶしい怪人Fさんの事を考えると簡単です。(これで3度目のご出演!)Fさんは美食家ですが、同時に完璧主義でもあるので、常時ダイエットモードです。最近、アトキンスダイエットなどの、炭水化物を一切摂らない食事などが流行っていますが、ブーム前からFさんはご飯、パスタ、パン系統の食物を一切食べない人でした。

でも彼、人に食べ物を勧めるのは好きなようなのです。

職場関係のパーティがあったりすると、Fさんはこういったパーティには必ず高価なフード系のギフトを持参します。彼のギフトはいつも必ず、一番豪華で、美味しく、皆の記憶に残るものです。もちろんこれは政治的な配慮からなんですけど、どんな場でもキラリと光る事をモットーとする彼の方針でもあります。こういう儀礼的な集まりに、私も夫人同伴のアメリカの習慣に従って夫と参加して、人間観察して時間を潰す訳です。(何か本音が出てます。)ある時、彼はとても豪華なお菓子を持参しました。濃厚なクリームを使ったもの、ハーブやチョコレートを使った、珍しい味のもの、どれをみても美味しそうですが、高カロリー間違いナシです。Fさんは美しく盛られたお菓子の箱を持って、他のゲストにすすめていくのですが・・・どうも彼、箱を持って太っている女性の方へばかり行くのです。熱心にお菓子を勧めています。特に一番大きく、高カロリーの物を勧めます。彼女たちはもちろんFさんとお菓子の魅力に抵抗できる訳でもなく、最初は遠慮しつつも食べてしまいます。しばらくして、Fさんがラウンドを終了して戻ってくると、彼の動向を観察していた私に向かって、「やはり食い物の誘惑には勝てないね、あれだけデカイと。」なんてさりげなく耳打ちするのです。それってちょっとムゴイんじゃ・・・と思って、夫の方を見ると、

夫は「Fも心の中では永遠の肥満児なんだよ。」と既に解った風。ヘ?

自分が食べられない分、他人に食べさせる?
ホントは自分も食べたいものを頬張る相手に自分の姿を投影して反面教師にしてる?それで食欲減退させてるの?
それ以来、Fさんに高カロリーな食べ物を「おいしそうだから、食べなよ。」と勧められると躊躇してしまう私でありました。

人のココロは面白ろーい。と思ったらクリックして下さいネ。
banner_02.gif

posted by march-hare at 23:48| Comment(2) | TrackBack(0) | サイコ・ロジカル?!な話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月17日

億万長者の仲間入り!!

billionairsblog.JPGmoneyblog.JPG
今日(もう昨日ですねー)郵便局の傍を通ったら、イブニングドレスを着て、毛皮を羽織った、この辺では浮いてしまうような格好をした女性にお札をもらいました。よく見るとゼロの数が9個、10億ドル札です。すごーい!!なんて、こんなお札はもちろんある分けありません。よく見ると、(クリックすると写真拡大できます。)blood for oil(石油のために血を)とか、four more wars(もう4つ戦争!)そして発行者に、The United States of Corporate America(アメリカ企業体合州国)とあります。
この謎のイブニングドレスに扮するのは、Billionairs For Bushというリベラル派グループの活動家の面々です。続きを読む
posted by march-hare at 00:12| Comment(5) | TrackBack(1) | 日記/エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月15日

私流 Moqueca ブラジル風魚シチュー

moqueque00.jpgアメリカではやはり日本ほど豊富な種類の魚介類を入手するのが困難です。今でこそ東海岸の都市に住んでいるため、スーパー以外に専門の魚屋さんなどに行くことができますが、中西部に住んでいた頃は品揃えの少なさと鮮度の低さにあきらめて殆どお魚を食べなかった頃もありました。アメリカのどこでも最もよく見かけるお魚はサーモンとコッド(鱈)だと思いますが、この淡白なコッドなどの白身の魚を使ってホントに簡単にエキゾチックな一品が出来ます。このレシピは近所にあるブラジル料理のレストランでいただいたMoquecaをモデルにしています。Moquecaはブラジル料理でも有名な魚シチュー。リオデジャネイロの北、海岸沿いのBahia地方の料理だとか。ブラジル産のヤシの油から造られたデンデオイルを使うそうですが、このレシピはあくまでも私が適当に作ってみたので本格的なものではありません。続きを読む
posted by march-hare at 00:11| Comment(2) | TrackBack(2) | レシピいろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月14日

日米ブログを何となく比較してみる。

日本でのブログブームは最近気付いたもので、それまではアメリカの政治報道系ブログばかり読んでいました。日本語でブログを書き出して、向学(?!)のために他の和ブログに行ってみたりしていますが、面白いですね。内容はもちろん、感覚の違いも。日々鍛錬されている日米文化比較のアンテナが刺激されてしまいます。
とにかく日本で何かが流行るとその浸透率も高く、速い!あっという間に、ブームが広まり、定着するような気がします。アメリカではどんな大流行も、他の文化のバラエティの多さに抑えられて、日本である程よく浸透しないように思えます。

ホントにあっと言う間にアメリカを凌いでブログ天国になっている日本ブログ界ですが、ここでも日米の差が浮かび上がります。私の観察したところ、日本のブログにはハウツーもの、体験談、地域情報や料理/レシピ情報のような、情報提供系が多数で、読み手との協調を意識したタイプが多いです。文面も簡素で親しみやすく、画面も見やすくデザインされ、読み手へのサービス精神が旺盛。
それに比べて、読み手との協調よりも、書き手の意見と自己主張を強く意識したタイプは、やっぱりアメリカのブログの方に多いような気がします。文面もびっしりで、読み手に要求するものが多いです。みんなに読みやすくではなく、読み進めるだけの好奇心のある人が読めばいい!という感じです。ここでも個人のポジションを他者との関係づけから形成する日本の文化と、強い自己主張で形成するアメリカの文化的特性が出ているのでしょうか?

それを考えると、長い在米生活で、文化的に完全に日米マーブル化している私のこのブログも、それを反映しているような気がします。ちょっと日本で、ちょっとアメリカっぽい。
どっちつかずですけど、それが私ですから、それでいいかぁー。

Onegai shimasu! 揺れるハート
banner_02.gif
posted by march-hare at 00:49| Comment(1) | TrackBack(2) | 日記/エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月13日

もう一か月になりました。

今ふと気付いたら、このブログ始めてからもう1か月!!早いナー。ネタが尽きるかと思ったら、いろんな事をもっとよく観察するようになったのか、案外平凡な毎日でもネタ探しには苦労しません。ちょっと前までは平凡という言葉が批判的な意味に聞こえていましたが、最近は詩人のお友達が言うように、「生活は平凡に、思想はワイルドに」が一番理想だと納得するようになりました。それにもうちょっと早く気付いていたらもう少し気負いなく生きていたかもしれない。でも、気張れるエネルギーがあるのもいいのですよね。それにしても、こんな事を言っている私って、やっぱりトシなのでしょうか。認めたくはないけど。最近のプロフィールに80年代生まれを見かけると、やっぱり。と思ってしまいます。そういえば生徒が聞いていたリバイバルで流行っているの某ロックバンドのデビュー時を知っていると言ったら、「エー見えないけどけっこうトシだね!」ってはっきり言われました。アメリカってやっぱり敬老の精神がナイのね。こういう時だけ権威をふるって「成績心配してモノを言え!」と言ってやりたくなりました。
posted by march-hare at 04:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記/エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

SUV人気に観る、アメリカの消費者の不合理な選択

以下の記事はSUVに対して非常に批判的です。全く個人的な意見です。
賛成、反対に関わらず、こんな意見もあるのかーという感じで、軽く読んでみて下さい。
アメリカでドライブすると、どこへ行ってもよく見かけるのがSUV(Sports Utility Vehicle)です。90年代後半から爆発的に人気が出たこのタイプ、停滞していたアメリカの自動車業界の救世主です。戦車のようにドでかい所に安心感があるのでしょうか、郊外のファミリー車として2001年のテロ攻撃後はますます人気にとでもなったのでしょうか、日々堂々とアメリカ各地の道路を占拠しています。
アメリカ人の我が夫は、このSUVを情熱的に嫌っています。いつもはクールで優しい彼も、SUVを見かけると、(アメリカ国旗のステッカーが貼ってあるものには特に)無意識に口から放送禁止用語を呪文のようにつぶやいてしまいます。夫がこうも反応してしまうのは、SUV人気の背景に、彼が現在のアメリカの問題点を観てしまうからなのです。続きを読む
posted by march-hare at 00:19| Comment(0) | TrackBack(1) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月12日

ふと思ったこと。

理性よりも心理や本能に人は動かされる事の方が多いと思います。
人間の自分以外の物や者を深く愛する事の出来る能力は同じように憎悪も可能にします。そして人はその感情のエネルギーに陶酔してしまいます。基本的に、人は意識下では愛も憎悪も同じ位大好きなんだと思います。それを考えると今後の世界情勢がますます心配です。中国の反日デモのニュースを聞くと、それから連想してしまう事が多いです。例えばアフリカがもう少し発展して、人々の近代史への認識が高まったら、デモどころでは済まないような気がしてしまいます。これからの未来が投げつける問題に対して、日本、中国に限らず世界のどこにあっても、視野の狭い、人間性の理解と知性に欠ける方針の代償は膨大だと思いました。

posted by march-hare at 02:47| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記/エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月10日

血は水より濃い? 生みの親より育ての親? アメリカにおける問いかけ

移民の国アメリカでは、人種問題はアメリカという社会環境の前提といえる程、深く根ざした問題です。日本人であってアメリカにいるという立場だと、外国人として扱われ、この国の人種問題の経験からは一定の距離があり、あまり身近な問題ではないかもしれません。少なくとも、私にとってはそうでした。実際にアメリカ人の家族が出来てから初めて、この問題の複雑さをもっと身近に考えられるようになった気がします。
何だか今回はちょっとカタイでしょうか? でももしよかったら読み進めてみて下さい。 続きを読む
posted by march-hare at 04:30| Comment(0) | TrackBack(1) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ブログレシピ#2 モレソースの秘密

molesauce.JPG食べ物の事も書くと決めておきながら、殆ど書いてません。食べ物だったら、書くよりも、食べる方が好きなんですよね、やっぱり。
そこで、ちょっと申し訳程度にレシピを一つ。チョコレートの入ったソースとして知られている、メキシコ料理のモレソースのレシピを載せてみようかと思いました。
昔、薔薇ソースの秘密(Like Water for Chocolate 1993)というメキシコ映画がありましたが、あの映画の料理のシーンがとても印象深く、丁寧に材料を組み合わせて行く様子はまるで、絵の具を顔料から作る画家のようで、いつかあんなメキシコ料理を食べてみたいと、憧れたのでした。でも、アメリカでメキシカンと言うと、かなりアメリカナイズされたものばかりで、新鮮な材料を使って、Tortillaにのせれば間違いなしという感じの、シンプルなものが殆どです。もちろんそれも美味しいのですけど、メキシコの風土が感じられるような、個性的なスパイスの重厚な組み合わせは、意識して探さなければお目にかかりません。モレソースはメキシコ伝統の9大ソースの一つとか。なかなか個性的な味のソースです。
続きを読む
posted by march-hare at 00:27| Comment(1) | TrackBack(2) | レシピいろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月07日

ヘアカットと民族対決?!

アメリカに住んでいつになっても困るのが、ヘアカットです。私の住むとある東海岸の都市では、この多くて、太くて、真っ直ぐな髪を安心しておまかせできる美容師さんを探すのが、結構難題だったりするのです。以前、ショートにしていた時によく通っていたスタイリスト(という名称を好んでいた)の方は、アメリカ人で、もの凄くカットが上手な人でしたが、NYCに引っ越してしまい、以来なかなか満足のいくヘアカットが出来ないままでした。それ以来、私がロングヘアになったのは言うまでもありません。
それでもトリムは必要なので、やっぱりこのタイプの髪の扱いに慣れた日本人の所へ行こうと思って、在住日本人コミュニティー向けの雑誌に広告を載せている所へ行ったのですが、何だかエラく雑な扱いを受けました。担当の方、PMSだったんでしょうか。ちょっとすいて下さいと言ったら返事もせずにカミソリを持ち出す始末。ヒェ〜と内心思い、それ以来戻っていません。その後、あちこちに行って、日本人、アメリカ人の美容師さんを交互にトライしましたが、未だいきつけのお店は決まらないまま。続きを読む
posted by march-hare at 06:19| Comment(6) | TrackBack(1) | 日記/エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月06日

模様替え

今日、普段使っているのと違うブラウザで当サイトに来てみたら、画面の感じが全然違っていました。いつもはサファリを使うので、デザインもサファリで見た感じでやっていたんですけど・・・。両サイドバーのはずが、片方だけで、なんか読みにくーい。いつものブラウザではちゃんと両方になるのになー。どうしてでしょう。
ただでも読み分量が他より多いこのサイト、それでも辛抱強くこんな文章読んでくれている皆様ありがとうございます!!!予想を上回って、マイナーなカテゴリながら先週からずっと北米部門上位50入ってます。(現在32位!)ちょっとびっくり。でもちょっと嬉しい。ということで、春ですし、ちょっと文字と画面のコントラストが気になったので、もうちょっと読み手フレンドリーに、文字を薄くし、画面を明るめの色に変えてみました。何だか抹茶色のようになりました。和菓子が食べたくなってきてしまうではありませんか。近頃は菜食主義ブームに乗ってアメリカでも羊羹やあずきを使ったお菓子が流行りはじめましたが、本当においしい和菓子はやっぱり日本でないと食べられませんね。こんな事からちょっと急にホームシック。
posted by march-hare at 08:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記/エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月05日

ミスマッチ、だからベストマッチ?

と思い浮かぶのは私の夫と彼の親友、Fさんの関係です。(あ、また書いてる!彼については3/29と3/25日付の記事参照)これほど、思想的、生活方針的にミスマッチの二人が何故親友なのかは、いつも精神分析的な思索のテーマとなってしまいます。

私の夫はちょっと自嘲的に自分の事をbleeding heart liberalと呼びます。Bleeding heartは言葉そのまま、心痛めている=良心の呵責に悩まされているという意味を表現しています。Liberalというのは、直訳すれば自由主義とかいう意味ですが、インテリで進歩的、または反保守的方針(ここでの保守的方針は、人種、女性差別など、既存のシステムの有力者を優遇するような”保身”の方針の事)という意味もあります。夫のような"bleeding heart liberal"の人は、環境破壊に心を痛め、発展途上国の貧困に心を痛め、イラク戦争に反対し、大企業CEOの横暴には激怒し、あらゆる差別に心を痛め、環境問題と原油確保に影響される対外政策への配慮から、ガソリン燃費の高いSUVなど決して運転できませんー、という人です。ハッキリ言って、必ずどこかで何かが犠牲にされている現在のアメリカでの豊かな生活が、精神的にとーってもしにくい状態でいる人なんです。自分のポリシーは個人的な事として、それで他人を判断したりはしないので、外から観察した所ではわかりません。でも彼の心は比喩的な意味でいつも貧血状態。私なんぞは無知が幸いして、もうちょっとお気楽ですし、ある一定以上の事実は精神衛生上(?!)あまり追究しませんので、bleeding heartは免れています。(一家に一人で充分!)続きを読む
posted by march-hare at 01:29| Comment(2) | TrackBack(0) | サイコ・ロジカル?!な話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月03日

人魚姫について

hanscover.jpg
(NPRのアンデルセン生誕200年記念版の記事にリンク)
最近他の本を探している時に、アンデルセンの本が出てきて、寄り道が好きな私は目的の本も忘れてページをめくってしまいました。
童話は今でも大好きです。ただし、ハッピーエンドなしという条件付きで。(もちろん、ギリシャ悲劇も好きですよー。でもギリシャの英雄達よりも、童話のイメージが好きなんです。)
子供の時から、主人公がハッピーエンドにならない話が好きでした。私実はネクラ(これ死語ですか?)なんです。例えば、みにくいあひるの子が最後に白鳥になって、王様の庭園で、その美しさを褒められて終わるエンディングは、少々不満でした。つらい時期を経て最後に美しい白鳥となって、まだ予期されぬ自然の危険が待ち受ける未来へ旅立つーとかだったらよかったんですけど。お姫さま系の話も殆ど気に入りませんでした。あまりに完璧で、善良で、嫉妬や怒りや自意識など意味も知らないという感じのお姫さま達にあまり共感できなかったからです。(やっぱり善良ではない子供でした)続きを読む
posted by march-hare at 08:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記/エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。